STEAM教育で思考力を鍛える!おすすめの教材・おもちゃも紹介

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STEAM教育とは?楽しく学べる教材やおもちゃも紹介

教育関係の雑誌、新聞記事、教材の広告などを見ていると、STEAM教育という用語を目にすることがあるかと思います。

まだまだ一般的な認知度は高くないですが、教育界ではだいぶ浸透してきているようです。

ただ言葉は知っていても、まだ内容については詳しくご存じではない方も多いでしょう。

今回は幼児~小学生のお子さんをもつ親御さん向けに、STEAM教育の解説、STEAM教育を取り入れた教材やおもちゃを紹介します。

まだ十分に浸透していない今、お子さんが小さいうちにSTEAM教育を意識した子育てを実践すると、中学受験、高校受験にも活きてきますよ!

パパンダ

本記事で紹介する教材、おもちゃをぜひ試してみてくださいね。

目次

STEAM教育って何?

STEAM教育は、

Science(科学)
Technology(技術)
Engineering(工学)
Arts(芸術)
Mathematics(数学)


の頭文字をとったものです。

文部科学省でもSTEAM教育の今後の取組みについてまとめています。

この教育方法は、これらの分野を総合的に学ぶことで、創造性、批判的思考、問題解決能力などを育成することを目指しています。

特に、芸術(Arts)を含むことで、従来のSTEM教育Science, Technology, Engineering, Mathematics)に比べて、より幅広い視点から学び、新しいアイデアを生み出す力を育てるねらいがあります。

のん

何だか難しそう・・

用語の意味を聞いただけではイメージしにくいと思います。

では、次にSTEAM教育はどんなところでどのように取り入れられているかを解説しますね。

STEAM教育はどんなところで取り入れられているの?

STEAM教育は特に海外では既に数多く導入されています。

海外・国内それぞれの導入事例を紹介します。

海外の導入事例

  1. High Tech High(アメリカ合衆国、カリフォルニア州)
    情報リンク先:STEAM JAPANの記事

    アメリカのHigh Tech HighにおけるSTEAM教育の実践についての記事。

    具体的なプロジェクトや学習方法、生徒たちがいかにして科学、技術、工学、芸術、数学を統合的に学んでいるかが紹介されています。

  2. Nueva School(アメリカ合衆国、カリフォルニア州)
    情報リンク先:Nueva School公式ウェブサイト

    学校の教育方針、カリキュラム、STEAM教育に対するアプローチなどの紹介。

    生徒たちがどのようにして創造的思考と学際的な学習を通じて成長しているかに焦点を当てています。

  3. Singapore STEM School(シンガポール)
    情報リンク先:STEAM JAPANの記事

    シンガポールの教育制度全体におけるSTEMおよびSTEAM教育の役割についての記事。

    特に、シンガポールの教育システムがいかにして学生に科学、技術、工学、芸術、数学の知識を統合的に提供しているかが強調されています。

  4. Blue School(アメリカ合衆国、ニューヨーク州)
    情報リンク先:SHINGA FARMの記事

    ニューヨークにあるこの学校がどのようにSTEM教育にアート思考を取り入れているかが説明されています。

    記事では、生徒たちが創造性を発揮し、学際的な学びを深めている様子が紹介されています。

  5. Helsinki Normal Lyceum(フィンランド、ヘルシンキ)
    情報リンク先: – ヘルシンキ大学の研究ページ

    フィンランドのHelsinki Normal LyceumにおけるSTEAM教育の取り組みについての研究が紹介されています。

    この学校での学際的なアプローチや、生徒たちの学習プロセスについての詳細が記されています。

日本の導入事例

  1. 東京学芸大学附属大泉小学校
    情報リンク先:東京学芸大こども未来研究所

    この小学校では、プログラミング教育や科学実験を通じて、生徒たちの創造的な問題解決能力や批判的思考力を養成しています。
  2. 聖徳学園中学・高等学校
    情報リンク先:聖徳学園とSTEAM教育

    聖徳学園では、創造的な問題解決能力の育成、批判的思考力の養成、そして学際的な学びを通じて生徒たちの総合的な力を伸ばすことを目指しています。

    具体的には、プロジェクトベースの学習、実践的な実験、チームでの協働、デジタル技術の活用などが取り入れられているとされています。

STEAM教育を取り入れた通信教材は?

STEAM教育を売りにしている通信教材は「ワンダーボックス」「Groovy」の2つです。

どちらも教材を通して、科学・技術・工学・芸術・数学といった分野を統合的に学べる為、幼児~小学生の親御さんにはもちろん、教育現場の方からも高く評価されています。

スクロールできます
項目ワンダーボックスGroovy
対象年齢4歳~10歳主に小学生
入会金無料無料
月額料金
(税込)
3,700円
4,000円
4,200円
3,480円
3,780円
3,980円
※別途送料300円
受講期間回数指定なし全12回
内容・プログラミングを含めた10種類のアプリの更新
・3種類のキット教材を毎月自宅にお届け
毎月のSTEAM実験教材
目的創造性、問題解決能力、批判的思考力の育成論理的思考、創造性、問題解決能力の育成
最短受講期間2か月1か月
※6か月、12か月一括支払いの場合、途中退会の返金制度無し
月額料金
上段:12か月一括払い
中段: 6か月一括払い
下段: 毎月払い
※2023年度4月号以降
※お申込みの際には、最新情報を公式ホームページから確認ください。

ワンダーボックス

WONDERBOX
ワンダーボックス公式ページより

ワンダーボックスはアプリ教材とキット教材どちらも使います。

アプリではプログラミングを含めた10種類もの教材を用意しています。

アプリはゲーム感覚で楽しみながら、考える力を養えます。

のん

種類も多いし、一つ一つのゲームを飽きずに楽しめますよ!

WONDERBOX アプリ教材
ワンダーボックス公式ページより

アプリだけでは疑似体験なので、実際に色々なものをつくる実体験型の教材がキット教材です。

最初からお子さんひとりでは難しいので、親御さんと一緒にやってみましょう。

Wonderbox キット教材
ワンダーボックス公式ページより

\ ワンダーボックスの資料請求、申込みはこちらから /

Groovy

Groovy
Groovy公式ページより

Groovyの教材は、リアルな体験を重視しています。

毎月送られてくるキットでモノづくりや実験をすることで、テキストだけでは得られない気づきや発見を促していく教材です。

親子で一緒に取り組むことで、学習の楽しさと有効性を高めることができます。

お子さんひとりでは難しい部分があるので親御さんの助けは必要ですが、得るものは大きいのではないでしょうか。

Groovyの資料請求、申込みはこちらから

STEAM教育でおすすめのおもちゃ4選

STEAM教育の一環として取り上げられているのが、プログラミングですね。

ここでは、遊びながらプログラミングも楽しく学べるおすすめのおもちゃ・ゲームを4つ紹介します。

スクロールできます
教材名対象年齢特徴価格(税込)
レゴエデュケーションSPIKE8歳~Scratchベースのプログラミング言語使用、
創造性と問題解決スキル育成
ベーシック:44,000円~
プライム:63,278円~
Ozobot6歳~コンパクトなロボット、
JavaScriptの基礎学習
ベーシックパック:9,800円~
Evo:26,900円~
KOOV8歳~ソニー開発のロボット・プログラミング
学習キット、直感的学習
スターターキット:24,900円~
アドバンスキット:27,000円~
Minecraft6歳~クリエイティブな学習環境、
プログラミング・問題解決スキル育成
PC:3,564円~
PS4:2,640円~
Switch:3,300円~
※全て本体価格は別
※各教材の価格は販売サイトにより異なります。

レゴエデュケーションSPIKE

Rego education SPIKE

もう教科書の内容を座学で学ぶ、受け身の学習の時代は終わりつつあるのかもしれません。

レゴエデュケーションSPIKEは、ブロックのおもちゃで有名なレゴ社が開発した、プログラミングロボットキットです。

写真のキットは500個以上のパーツが入っていて、ロボットづくりを楽しみながらプログラミングの学習ができます。

個人でも購入できますが、ベーシックで4万円以上と決して安くはないので、まずはレゴを導入しているプログラミング教室で体験するのがおすすめです。

レゴエデュケーションSPIKEを導入している教室はこちら
ロボットプログラミング教室【Crefus】

Ozobot(オゾボット)

Ozobot
Ozobot公式(キャスタリア)より

Ozobotはアメリカで開発されたプログラミング教育用のロボットです。

手のひらサイズの超小型ロボットですが、この1台で遊びながら自然にプログラミングの知識が得られます。

Ozobotの使い方は超シンプル。

紙とペンを使用して、5ミリほどの太い線の上を走らせ、赤・緑・青・黒の4色の組み合わせで走り方を指示するだけです。

もちろん、アプリを使ってプログラムをOzobotに読み込ませて指示を出すことも可能です。

アプリもプログラミングの知識がなくても使えるので、家庭でも導入しやすいので大変人気ですね。

Ozobotを使ってプログラミングを家庭学習するのであれば、スタートセットを購入するのがおすすめです。

アプリの使い方が分からない場合は、次の使い方講座1~12を参考にするとよいでしょう。

KOOV(クーブ)

KOOV
KOOV公式ページより

KOOVはソニー・グローバルエデュケーションのプログラミング学習サービスです。

さまざまな色の透明のブロックを組み合わせとロボットをつくり、アプリで動きを指示するところはレゴに近いですね。

VIRTUAL KOOVというアプリでバーチャルの世界でロボットをプログラミング操作して遊ぶこともできます。

のん

近未来空間ですごく楽しそう

KOOVで楽しく遊べるようになる為には、プログラミング教室に通った方がよいでしょう。

色々な教室がKOOVを教材として取り上げていますが、自宅で学習したい方はZ会であればオンラインで受講可能です。

Z会のプログラミングみらい講座 with KOOVを申込み時にキットも同時購入すると、受講費と一緒にキット代の分割払いが可能です。

ただし、Z会で購入するよりも安く購入できるのアマゾンの方をおすすめします。

Z会プログラミング講座の資料請求はこちら
無料資料を取り寄せる【Z会プログラミングシリーズ】

Minecraft(マインクラフト)

Mincraft
マインクラフト公式ページより

マインクラフトは世界で1億本も売れた大ヒットゲームです。

Nintendo Switchにもソフトがあるので、お子さんが既に持っていてご存知の方も多いかと思います。

多くの教育現場でもプログラミング学習教材として採用されていますね。

文部科学省のページでもプログラミング教材のひとつとして紹介されているので、一度そちらもご覧ください。

ちなみに教育現場やプログラミング教室で使用されているのは教育版になります。

教育版と一般版との違いは次の表を参照ください。

特徴教育版一般版
教育的リソース教師向けの授業計画、教育コンテンツ、学習ガイドを含むなし
クラスルーム管理機能生徒の活動の監視と管理のためのツールありなし
コードビルダーコーディング学習機能を内蔵なし
教育コンテンツ科学、歴史、数学などの教科に特化したコンテンツなし
ライセンス学校や教育機関向けにライセンスされている個人ユーザー向けに販売
モッドとコミュニティコンテンツ制限されている場合がある広範囲にわたるモッドとコミュニティコンテンツが利用可能
ユーザーベース学生、教師、教育機関全年齢層の一般ユーザー

教育版には一般版にはない機能がありますが、一般のマインクラフトで遊ぶことによっても、STEAM教育の効果はあるでしょう。

以下の点でマインクラフトがSTEAM教育に貢献していると考えられます。

  1. 科学(Science): 生態系、物理学、地理学など、多様な科学的概念を探求する機会を提供。
  2. 技術(Technology): ゲーム内のレッドストーンを使用した回路構築が、基本的な電子工学の概念やプログラミングの原則を理解するのに役立つ。
  3. 工学(Engineering): プレイヤーは構造物を設計し建築することで、工学的な思考と問題解決スキルを養う。
  4. 芸術(Arts): マインクラフトは創造性と芸術性を重視しており、プレイヤーは自由にアート作品を作成したり、美的な建築物をデザインしたりすることができる。
  5. 数学(Mathematics): ゲーム内での建築や資源管理は、数学的な計算や幾何学的な概念の理解が必要。

マインクラフトは、これらの分野を統合的に扱うことで、子供たちが複合的な思考を養い、創造性を発揮する手助けをしています。

特に、芸術的な側面(A)は、一般的なSTEM教育には含まれない要素であり、マインクラフトがSTEAM教育においても重要な役割を果たしていることを示しています。

教育版マインクラフトには、これらの要素をさらに強化するための特別な教育コンテンツやツールが含まれています。

まとめ:目先の成績にとらわれず、長い目でお子さんを育てよう

STEAM教育は、子どもたちがこれからの時代に求められる、様々な能力を身に付けることを目的としています。

パパンダ

STEAM教育で養われる能力は次の通りです。

  1. 問題解決能力:複雑な問題に取り組み、効果的な解決策を考え出す能力。
  2. 創造性:新しいアイデアを考え、創造的な方法で問題に対処する能力。
  3. 批判的思考:情報を分析し、論理的な結論を導き出す能力。
  4. コラボレーション(協力):他人と協力してプロジェクトに取り組む能力。
  5. コミュニケーション:アイデアや情報を効果的に伝える能力。
  6. テクノロジーへの適応力:新しいテクノロジーを学び、適用する能力。
  7. デザイン思考:ユーザー中心のアプローチを用いて問題を解決する能力。
  8. 数学的思考:数学を用いて論理的かつ構造的に問題を解決する能力。
  9. 科学的探究:科学的方法を用いて疑問を調査し、実験を行う能力。
  10. 芸術的表現:芸術を通じてアイデアや感情を表現する能力。

これらの能力は、現在の学校では各教科の評価に表れにくいです。

どちらかというと将来の職業や日常生活においても役立つ能力です。

お子さんにSTEAM教育を取り入れている場合は、目先の成績に一喜一憂せずに、長い目で見てあげてください。

のん

気になる教材があったら、ぜひ試してみてくださいね!

STEAM教育とは?楽しく学べる教材やおもちゃも紹介

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